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2021年7月18日、青森中央短期大学開学50周年記念講演として、大学発ベンチャーとして、食用コオロギの研究・生産を行っている徳島大学バイオイノベーション研究所 助教で株式会社グリラスの代表取締役社長の渡邉崇人氏をお迎えし、「サスティナブルな地球環境~食用コオロギの可能性」と題して、お話をしていただきました。
今回の講座はコロナ渦の中、会場参加者とオンライン参加者のハイブリット型で開催しました。
講演では、コオロギの基礎研究を続けていく中で、コオロギは畜産物にくらべて効率よく生産でき、食品残渣の活用や生産に係る二酸化炭素の削減などサスティナブル地球環境の課題解決に役立つということや、応用研究として食用コオロギの生産に取り組んだ経緯や、無印良品をはじめとした商品化の経緯、自社ブランドの起ち上げによるお菓子の生産等、大変興味深いお話をしていただきました。
来場されたSDGsに興味を持つ多くの高校生たちも、喫緊の社会課題を語る日本のトップランナーのお話に目を輝かせて聞き入っていました。地域の皆さんと一緒に地球の未来を考える大変有意義な記念講演となりました。