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2023年10月7日、本学1号館2階調理実習室で、「他国の食文化を知ろう!―インドネシア料理」講座を開催しました。
講師は、柴田学園大学短期大学部の小枝みどり先生です。本年7月の親子クッキング講座に続いて、インドネシア共和国でのJICA青年海外協力隊の活動・生活をもとにレクチャーしてくださいました。
今回のメニューは、「ソト・アヤム」(鶏肉のスープ)と「クルポン」(餅のお菓子)です。
ソト・アヤムは、ターメリックやコリアンダーといったスパイスや、レモングラスやこぶみかんの葉といったハーブを多く使った、優しい味わいのスープです。えびせんべいや、インドネシアの辛味調味料サンバルを好みで入れて食べます。
インドネシアは多宗教国家で、公的に認められた宗教(イスラム教、キリスト教、ヒンズー教、仏教、儒教)いずれかへの信仰が必要と憲法で定められています。どの宗教の信者も食べられるよう、ソト・アヤムには鶏肉が多く用いられるそうです。
クルポンは、「パンダンリーフ」という現地でポピュラーなハーブの緑色を活かした白玉粉の中に、パームツリーから取れる砂糖を入れ、周りに白いココナッツをまぶした、かわいらしいお菓子です。
食材や料理を通して、インドネシアの文化に触れる貴重な機会となりました。
本講座は、食物栄養学科 森山洋美准教授が青森中央短期大学学長裁量経費(地域活動費)の助成を受けて実施しました。