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18歳人口の減少を始め、高等教育機関を取り巻く環境は一層厳しさを増していますが、その中で時代の要請に応える有為な人材を育成し続けていくためには、職員一人ひとりが学びの必要性を真に理解し、学びによる個人的成長を実感するとともに、相互作用により組織的成長を実現する必要があります。本学は、今後もあらゆる職員の学びを支え、職員像の実現を目指し、以下の目標を掲げSD活動を推進してまいります。
① 自律的に学び続ける必要性を全職員が理解すること。
② 学びによる成長を職員一人ひとりが実感できること。
③ 学んだ事を何らかの具体的行動で実現できること。
④ 学んだことを他者に教えることができるようになること。
⑤ 全職員が職員像を実現できること。
青森中央学院大学・青森中央短期大学 事務局職員像(PDF形式:174.06 KB)
SD実施に関する方針に基づき、本学では合同 SD、管理職 SD、教員対象SD、新任者研修 SDなどをSD研修会として実施しています。
また、各研修会のテーマはSDマップに則り設定しております。本学のSDマップは24の科目に分かれており、科目ごとに育成する能力が定められています。
青森中央学院大学・青森中央短期大学 SDマップ(PDF形式:281.53 KB)
テーマ:「青森田中学園を知ろう」
4月に入職した教職員と入職1年未満の職員を対象に新任者研修を実施しました。
午前の部では、教員と職員を交えて本学園の沿革、設置校、事務局部署紹介、キャンパスツアーを行いました。
午後の部では、職員のみを対象として、大学・短期大学の目的や単位の在り方といった学務の基礎編を進めた後、大学職員としての窓口・電話・クレームにおける基本的な応対方法について、ロールプレイを交え実践的に学びました。
テーマ:「みんなでDX ~業務システムを開発しよう~」
今年度の一般職SD研修では、DXの理解と積極的な業務改善を図ることを目的に香川大学から3名の方(DX推進研究センター 武田 啓之 氏、同センター 小寺 賢志 氏、学生スタッフ 米村 拓海 氏)にご登壇いただきました。
今回はDXの中でも「チャットボット」の活用に焦点をあてました。
チャットボットがどのような場面で活用できるのか、そしてどのように業務が改善されるのかをレクチャーいただいた後、実際にチャットボットを開発する作業に入りました。
分かりやすい資料と講師陣のフォローもあり、初めての方でも開発しやすい内容となっておりました。
委託もしくは情報関連部署でしか出来ないと思われていたシステム開発を作成できたことは、DXに対する先入観を取り除いたことに加え、主体的に業務改善に取り組む姿勢へと行動変容するきっかけとなるのではないでしょうか。受講者の今後に期待したいと思います。
テーマ:「大学職員のための高等教育情勢 ~外部環境の変化を正しく理解し、大学改革に活かす~」
今年度の管理職研修では、最新の高等教育情勢をテーマに、龍谷大学 入試部・高大連携室 事務部長 岡田雄介氏にご登壇いただきました。
これまでの文教政策の流れを理解した上で、大学改革に必要な要素についてインプットした後、ワークでは大学をどう導くか、具体的にどのような方策に舵を切るのかを経営的視点で考えグループの意見を発表しました。
我々職員は単なる事務処理をするだけでなく、様々な課題解決、そして大学改革の担い手となるイノベーターにならなければなりません。そのためには、俯瞰的視点、裏付けとなるエビデンスや論理性など職員一人ひとりの研鑽や努力が不可欠です。今回の研修ではその必要性について改めて考えさせられました。
テーマ:「最新大学受験事情と、青森中央学院大学・短大が勝ち残る方向」
(一社)イノベーション研究所 所長 山内 太地 氏を講師にお招きして、高等教育機関を取り巻く情勢を学び、本学の今後について考える研修を行いました。研修前半では、最新の大学受験事情・高校生のマインド、本学の現状やなるべき姿などについてお話いただき、他大学の事例等もご紹介いただきました。後半では、前半のお話を受けて各グループ内で感想・質問などを共有し、発表しました。講師の山内氏は、各グループの質問に対して、さまざまな実例を交えながら丁寧に回答してくださいました。
テーマ:「青森田中学園を知ろう/学務の基礎編」
本学の新任者に対し、本学園の沿革、設置校、各部署の基本的な業務等を理解していただき、学生対応等の基本姿勢を身につけてもらうことを目的に実施しました。久しぶりの対面開催となった今回は、午前中の「青森田中学園を知ろう」と「キャンパスツアー」は新任教職員で行い、午後の「学務の基礎編」は職員に対してのみ実施しました。学園や業務の基礎について学ぶとともに、同期との横のつながりをつくる機会ともなりました。
テーマ:「教学マネジメント入門」
階層別研修のうち、2月は「教学マネジメント入門」をテーマに、管理職(勤続年数が一定以上の職員も含む)を対象とした研修を実施しました。広島市立大学 山咲 博昭氏、淑徳大学 荒木 俊博氏のお二人を講師にお招きし、研修会前半は教学マネジメントが求められる背景や指針の構造、学修者本位の教育についてなど、教学マネジメントの基礎について学びました。後半のワークでは、各グループで本学における教学マネジメントの課題を抽出し、その課題の分析と解決策の探究を行いました。
テーマ:「伝わる文章 ~信頼を高める文章作成術~」
今年度の後期SDから試験的ではありますが、階層別研修(大きく管理職と一般職に分けた研修)を実施しました。12月は一般職を対象として「伝わる文章」をテーマに開講し、書き手読み手双方が本質を理解し、信頼関係を構築できるための文章作成について学びました。ワークでは実務で活用できるような内容を意識し、①添削を行う個人ワーク、②依頼メールを作成するペアワーク、③提案書を作成するグループワークの3つを実施しました。
テーマ:「協働力の高い大学職員になるための心理的安全性の基礎」
心理学研究者 関屋裕希氏を講師にお招きして、心理的安全性に関する研修を実施しました。研修前半では、心理的安全性の基礎について学び、心理的安全性が高いチームではどういうことが起こるのか、さまざまな事例を通して紹介していただきました。後半はDESC法(言いづらいことを伝えやすくする手法)を活用して大学特有の事例についてロールプレイを行いました。
テーマ:「ロジカルシンキング」
株式会社デルタスタジオから講師をお招きして、「ロジカルシンキング」をテーマに研修を実施しました。ロジカルシンキングの基礎・実践的な手法について学び、日常業務に役立つ感覚をつかむことを到達目標として、実践演習も交えながら学習しました。
テーマ:「クリティカルシンキング」
ロジカルシンキングとクリティカルシンキングについて理解した上で、様々な問題を解決する力を養ってもらうことを目的に実施しました。他の職員ともに納得できる最適解を見出し、実行そして解決していくことが何よりも重要だということを学びました。
テーマ:「クレーム対応」
クレームとは何か、クレーム対応の原則は何かなど、基本的な理解をしたうえで、実践的なクレーム対応能力を高めることを目的として、株式会社インソースから講師をお招きし、職員・教員合同で研修会を実施しました。まず はCS (Customer Satisfaction)について学び、クレームとは何かについて考えました。続いてクレーム対応の4つの基本手順や、クレーム対応、組織としてはどのような対応をすべきなのかについて学びました。最後は、大学現場に近いテーマで実践的ケーススタディを実施し、ペアになった教職員同士で実際にクレーム対応をし、フィードバックを行いました。教職員間での共通認識として、クレーム対応の基礎について確認し、ケーススタディを通して実践力も付けることができました。
テーマ:「大学職員としてのクレーム対応」
クレーム対応における基本手順や心構え等を理解した上で、実際に寄せられたクレームを事例にワークを実施しました。ワークは個人対応と組織対応の両方で行い、ロールプレイング形式で実施しました。ワーク後は評価シートをもとにフィードバックを受け、クレーム対応について理解を深めました。
テーマ:「青森田中学園を知ろう」
本学の新任職員に対し、本学園の沿革、設置校、各課基本業務等を理解し、学生対応等の基本姿勢を身につけてもらうことを目的に実施しました。研修後にはキャンパスツアーを実施し、各施設を見学しながら概要を説明しました。参加した職員からは「基礎的な知識や職員像、他部署の業務などを学ぶことができて勉強になった」「学内施設を見て回る機会がなかったので参考になった」などの声があり、初任者同士の横のつながりも見受けられました。
テーマ:「SPとメンタリング」
愛媛大学 吉田一惠先生をお迎えしてスタッフ・ポートフォリオ(職員の業績の可視化)及びメンタリング研修を実施しました。教育機関として人材を育成していくことは重要な責務ではありますが、それには組織と個人のベクトルが一致していなければなりません。それを一致させ、適切かつ納得性のある評価や配置を行うために、スタッフ・ポートフォリオで個々人の業績を可視化し、メンタリングにて可能性や潜在能力を引き出す手法を実践的に学びました。
テーマ:「チームビルディング」
株式会社インソースから講師をお招きし、「チームビルディング」をテーマに研修を実施しました。はじめに「チーム」の定義や、なぜ目標設定が必要なのかなどについて、講義を通じてお話いただき、その後ビジネス体験学習「ドミノインテリア」のワークを行いました。ワークは各チームの結束力が試されるような内容で、それぞれのチームが役割分担や作業の進め方、雰囲気の作り方などについて工夫をこらし、作業を進めていました。最後はワークで気づいた事を振り返り、今後チーム活動を活性化するにあたってどんなことを実行できるか話し合いました。チームワークの重要性、チームとして高い成果を得る方法などについて、講義とグループワークを通じて学ぶことができました。
テーマ:「教職員のためのプロジェクト・マネジメント」
プロジェクト・マネジメントの定義やライフサイクル、プロジェクト憲章等について学び、プロジェクト達成に必要なことについて理解を深めました。グループワークでは、WBS(ワークブレークストラクチャー:階層別にやるべきことをリスト化すること)をトップダウン方式で行い、「懇親会の企画・運営」をテーマに話し合いました。必要事項をピックアップしていく過程で、プロジェクトを成功させるために重要なプロセスについて学びを深めました。
テーマ:「ワークライフバランスを目指して―働き方改革―」
仕事に対する意欲を高め、健康的に自己肯定感や充実感を持ちながら働くことを目指し、株式会社インソースから講師をお招きして「仕事と生活の調和(ワークライフバランス)」についての研修を実施しました。まずはワークライフバランスの基礎について説明を受け、仕事と私生活を充実させるための具体的な手法について考えました。
テーマ:「より良いワークライフバランスを考える~職員の豊かな人生を求めて~」
仕事に対する意欲を高め、健康的に自己肯定感や充実感を持ちながら働くためには、仕事と生活の調和(ワークライフバランス)が重要です。本研修では、受講者自身が「大学の経営者」と仮定して、大学全体として実行可能なワークライフバランスの施策を考えました。
テーマ:「あらためて社会人マナーを見直そう」
社会人マナーに関して、全職員が共通理解を持ち、必要なスキルを身につけることを目的に、株式会社インソースから講師をお招きして研修を実施しました。研修では、ビジネスマナーの基本や電話対応等について確認し、ケーススタディを通してさらに学びを深めました。
テーマ:「学生第一の対応とは ~職員が行う教育・指導・サービスの観点から~」
社会人マナーの基礎について復習を行いながら、前期SD研修会で学んだ内容を確認しました。それをもとに、前期研修会に引き続き電話対応に関するケーススタディを実施しました。他のグループとも対応策について情報交換を行い、職員像を意識した学生対応について確認しました。
テーマ:「ファシリテーション研修」
愛媛大学 阿部光伸先生をお迎えして「ファシリテーション研修」を実施しました。この研修は管理職研修に位置付けられており、「広い視点をもち業務を行える能力」や「部下を育成する能力」を養うことを目的に開催しました。研修は主にワーク主体で行われ、ファシリテーションの定義から、その役割や求められることを実践的に学びました。