検索

投稿日:2023.09.21

福祉セミナー(おしごとゼミ)を開催しました(9/17)

2023年9月17日、福祉セミナー「高齢者の食事と栄養をサポートするおしごと~『口から食べる楽しみ』を支える~」を、青森中央短期大学2号館で開催しました。

このセミナーは、高齢者や日常生活のサポートが必要な方、その家族や介護者を支える仕事について学ぶ「おしごとゼミ」として開催し、小学生15名、就学前の小さなお子さんたち8名と、保護者11名が参加しました。「おしごとゼミ」は、今年7月の「保育のおしごと(追加開催含め2回)」に続く3回目です。

実際の福祉施設に介護食を提供している日清医療食品株式会社北東北支店から、インストラクターで管理栄養士の大月巧子先生をお招きして、高齢者の「食べたい」をサポートする栄養士のおしごとについてお話しいただきました。

高齢者や体力の弱った人が、噛んだり飲み込んだりが難しいことを、健康な若い人たちは、なかなか理解できません。そこで、本学専攻科福祉専攻で介護福祉士を目指している学生たちによるロールプレイで、介護福祉施設での食事場面を再現しました。

また、学生たちは、「嚥下チェック」や「唾液腺マッサージ」、食事介助の方法や工夫を実演しました。参加者は、高齢者の生活をサポートする介護福祉士のおしごとについて、体験し学びました。

そして、いよいよ日清医療食品の介護食の実食です。今回のメニューは「やわら御膳」、「ムース食」、そして「とけないアイス」です。

見た目はブロッコリーやレンコンなど食材そのままなのに、実際に食べてみると柔らかくて喉に引っ掛かりづらいことに、皆さんが驚きの声を上げました。

また今回は、福祉セミナーと並行して、介護用スイーツの盛り付け・実食ブースも設置し、たくさんの方に体験していただきました。

メニューは「さつまいもティラミス」と「りんごババロア」の2種類です。高齢者の「食べたい」をサポートするため、とろみをつけたり、ゼリー状に固めたりすることで、飲み込みやすく、安心して、おいしく食べることができるよう、日清医療食品の管理栄養士さんが工夫して考案したレシピです。

今回のセミナーを通じて、その人らしく生きるために「口から食べる」楽しみを支える管理栄養士、介護福祉士の仕事に触れ、理解を深めることができました。

※令和5年度青森県福祉・介護人材確保対策事業「福祉・介護人材参入促進事業」

将来の担い手たる若者に福祉・介護の仕事の大切さと魅力を伝え、安定的な人材確保と参入促進を図る事業。


Instagram

ページ上部に戻る