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2022年11月3日、「子どものための心理的応急処置(子どものためのPFA)」1日研修を、青森中央短期大学で開催しました。
この研修は、災害などの緊急時にストレスを抱えた子どもや親・養育者のこころを傷つけずに対応するためのスキル「子どものためのPFA」について学ぶ、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン公式研修です。
今年10月の「紹介研修」(短時間版、オンライン開催)に続く今回の「1日研修」には、保育者や子育て支援者、教育関係者、医療関係者など、計15名が参加しました。
講師は、東北医科薬科大学 医学部 精神科学教室、みやぎ心のケアセンター センター長の福地 成 先生です。
専門家でなくても誰でもできるこころの応急処置「PFA」について、その行動原則を学び、支援者として注意すべきことや禁忌とされること、そして、対象者を適切な情報や公共サービス、社会的支援につなぐことの必要性、重要性を、講義をとおして理解を深めました。
さらに、緊急下、子どもが大人とは異なる反応を示すことや、年齢によっても対応方法や注意すべき点が異なることなどを、グループワークでの議論やロールプレイを通して、身体的に考え実践的に学びました。
最後の演習では、それまでの学びをもとに作成した、受講者独自のシナリオで、緊急下に置かれた子どもと、その心のケアや専門的支援につなぐ様子を演じました。
臨場感のある迫真の演技やユニークな筋書きなど、研修開始前に「ロールプレイが嫌い(苦手)」との声が上がっていたのが信じられないほどでした。
穏やかな声と動きで会場をリラックスさせながらファシリテートしてくださった講師の福地先生、楽しみながら意欲的に研修全体に貢献してくださった受講者皆さま、そして、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのご担当者さま、関係各位皆さまに、心より御礼申し上げます。