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青森県内の漁業者を講師にお迎えして、魚食について学ぶ「おさかな料理教室」を、2025年1月17日、青森県総合社会教育センター(青森市)の調理実習室を会場に開催しました。
今回のおさかなは、「マダコ」と「ムール貝」(別名:ムラサキイガイ、シュウリガイ、カラスガイ)です。
講師は、後潟漁協所属の西谷文昭さん・西谷広江さんご夫妻です。ご夫妻には、過去に2度(2022年10月・2023年9月)、ホヤの養殖体験でお世話になっています。
まず、文昭さんに青森県のタコ漁や、ムール貝の養殖について教えていただきました。
マダコは、ミズダコよりも小さくて身がしまっており、ほぼ一年中獲れますが、これから春にかけてがおいしい時期といわれています。
また、ホヤやホタテ貝養殖の厄介者だったムール貝は、販路を開拓して関東方面の高級レストランでも使用される等、今や重要な収入源となっているそうです。
太くて立派なマダコの足は、広江さんご指南のもと、半解凍の足をスライスし刺身に、ぶつ切りにした足先を唐揚げにしました。また、小さくカットしたタコと刻んだ生姜をダシで炊き込む「たこ飯」調理をしました。
ムール貝は、まず沸騰したお湯で茹でて、貝が開いたら身を外し、ひげ(足糸)を取り除くと下処理は完了です。そのままでも程よい塩味でおいしく食べられますが、今回はオリーブオイルとニンニク、鷹の爪でペペロンチーノ風炒め物にし、大きい身はカキフライのように卵液とパン粉でフライ調理しました。ムール貝フライは、くせがなくて食べやすいと好評でした。
今回、タコの種類とその違い、家庭ではまだまだ珍しいムール貝を使ったメニュー、簡単調理のポイント等を楽しく学ぶことができ、魚食を身近に感じることができました。
西谷さん、青森県水産振興課の皆さん、ありがとうございました。