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投稿日:2025.05.12

青森市後潟漁港で漁業体験をしました(5/11)

本学食物栄養学科の学生と教職員が、2025年5月11日、青森市後潟漁港で漁業体験をしました。

食物栄養学科の辻村明子講師が進めている、「さかな丸ごと食育」プログラム事業と、若年層への魚食普及・行動変容の研究事業の一環で、漁船に乗船させてもらい、養殖ホタテの籠の引き揚げを間近で見学・体験しました。

今回の講師は、後潟漁協所属の漁業者、西谷文昭さん、西谷広江さんです。西谷さんご夫妻には、過去3回、漁業体験や料理でお世話になっています。

漁港に戻り、ホタテ貝を籠から出し、網や貝殻に付着しているユウレイボヤやワレカラ(甲殻類)を海水で洗い流した後、いよいよ荷捌き場でホタテの調理です。

西谷先生のレクチャーで、引き揚げたばかりのホタテ貝をほやき(ホタテを捌くこと)、貝柱とミミを刺身で食べました。

今回のホタテは、2年貝で身が厚く、濃厚なうまみがあり、「とてもできがよい」そうです。

昨年の猛暑による高水温で、稚貝のへい死が相次いだため、半成貝(1年貝)の水揚げが激減しているとのニュースが出たばかりです。

昨年11月に青森県は、「陸奥湾ホタテガイ総合戦略」を発表し、本県の重要な産業として、ホタテガイの安定的な生産と供給を維持するための取組みを進めています。

今回の体験を通じて、漁業者や加工業者だけでなく、漁業協同組合や関係団体、そして地元の消費者が連携して、ともに関心を持ちながら、各々の取組みを地道に進めていくことの重要性を学びました。

西谷さん、青森県水産振興課の皆さん、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。


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