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投稿日:2025.05.07

食物栄養学科の学生が青森市中央卸売市場を見学しました(5/2)

2025年5月2日、早朝の薄暗い時間に集合した食物栄養学科の学生7名は、本学近くに位置する青森市中央卸売市場内の水産物卸売業者である「中水青森中央水産株式会社」を訪問しました。

県内外から集められた水産物がたくさん並ぶ光景に圧倒されていると、定時の5時15分、競りが始まり、威勢のいい声で次々と取引が進められていきました。

「中央卸売市場」とは、農林水産大臣から認定を得て開設する卸売市場で、青森県内には青森市中央卸売市場と八戸市中央卸売市場の2か所が開設されています。農林漁業者に安定的な販路を提供し、消費者に日常食料品を配給する、生鮮食料品等の公正な取引の場となっています。

なお、都道府県知事から許可を得て開設する「地方卸売市場」は、県内に23か所あります。

日ごろ、なかなか立ち入ることができない卸売市場内で、卸売業者と仲卸事業者・売買参加者との取引、「競り」(一人の売り手に複数の買い手が競争して取引価格を決める)や「相対取引」(売り手と買い手が1対1で交渉)の様子や、食品衛生法により制度化されている「HACCPに沿った衛生管理」の取組みなどを見学しました。

一般の方も買い物ができる仲卸売場では、月2回程度「水産の朝市」が開催され、特に多くの一般客でにぎわいます。

見学の締めくくりには、社員食堂で、魚が主菜の朝食をごちそうになりました。

生活様式や食文化が多様化した現代社会では、魚離れが進み、水産物の消費が減少しています。さらには、地域の伝統的な食文化が次世代に継承されないなど、魚食普及の推進は解決すべき地域課題のひとつです。

令和7年度、青森中央短期大学は、中水青森中央水産株式会社と連携して、魚食普及レシピ開発を行います。

市場見学で得た知見を踏まえて、本学の学生が、水産物を使ったレシピや調理方法等を考え、特に将来の消費の担い手となる若年層への魚食の習慣づけについて研究します。


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