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「あおもり健康博覧会」(主催 短命県返上特別講演会実行委員会)の企画として、2024年5月30日、青森中央短期大学において「健康料理教室」を開催しました。
はじめに、講師の鎌田實先生(諏訪中央病院名誉院長)から、「青森県が目指したい健康長寿食事術」と題して、元気で長生きできる秘訣についてご講義いただきました。
青森県民の健康課題である塩分の摂りすぎや野菜不足を解決するちょっとした食事の工夫や、認知症やがんの予防に効果があるとされる食事など、医学的知見に基づく「鎌田式長生き食事術」を教わりました。
ユーモアあふれる鎌田先生のお話に、会場は笑いに包まれ、楽しい講義となりました。
続いて、「鎌田式長生き食事術」を参考に、本学食物栄養学科の森山洋美准教授が用意した健康メニュー3品を、参加者皆さんで実際に調理しました。
納豆腐そば 鯖の春巻き トマトとわかめの甘酢あえ
いずれも、時間や手間がかからず、手軽に必要な栄養素を摂ることができるよう工夫されたレシピです。食物栄養学科の学生たちのサポートもあり、参加者皆さんは手際よく調理を進め、おいしくいただきました。
まずはあと1gの減塩、あと60gの野菜摂取、そして体重×1.2gのタンパク質摂取など、ちょっとした心がけで無理なく健康長寿を目指す食事の秘訣を、鎌田先生から伝授していただきました。
働き盛り世代の死亡率が高いとされる青森県が、近い将来に短命県を返上できるよう、自分のため、家族のために、食事から生活を改善する取組みに、本学も足並みを揃えて食育を通じて今後も考えてまいります。