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青森県「若者世代に向けたあおもりの魚食普及事業」の一環で、2023年6月11日、食物栄養学科の学生と教職員が、むつ市大畑漁港で、漁業体験をしました。
地元の金亀水産さんのご協力で、本物の漁船に乗せていただき、定置網の網揚げ体験をさせてもらいました。
今が旬のヒラメや、ヤリイカ、フクラギ、マス、マダイなどが次々に揚がる様子と、漁船を取り囲むウミネコの大群に、学生たちは驚きの声を上げていました。
漁港に戻ると、今度は、衛生管理が徹底された荷捌施設内で、水揚げしてきたばかりのヒラメの神経締め、活け締めを教わりました。
大畑漁協では、津軽海峡で育った身の引き締まった魚を、水揚げ後、迅速に活け締めすることで、新鮮なまま全国に流通させ、さらなる高付加価値化を図っています。
続いて、自分たちが活け締めしたヒラメをさばき、調理します。
鱗取りから、さばく際の手の位置、包丁を入れる角度など、細やかに丁寧にわかりやすく教えていただき、学生たちは苦戦しながらも上手にさばくことができました。
暖流と寒流が交わる津軽海峡には、大畑川からの栄養も流れ込み、どの魚も身が引き締まって味がよく、高値で取引されています。魚の鮮度を損なわずに全国の市場へ運ぶ工夫や努力、技術や知識を金亀水産の皆さんから教わり、あおもりの魚と漁業者の素晴らしさを身をもって知ることができました。
今回お世話になった金亀水産の皆さん、青森県水産振興課の皆さん、貴重な体験と学びをいただき、ありがとうございました。