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投稿日:2021.12.27

子どものための心理的応急処置(子どものためのPFA)1日研修(12/17)を開催しました 【青森市産官学連携プラットフォーム事業】

2021年12月17日、「子どものための心理的応急処置(子どものためのPFA)」1日研修を、青森中央短期大学で開催しました。

この研修は、災害などの緊急時にストレスを抱えた子どもや親・養育者のこころを傷つけずに対応するためのスキル「子どものためのPFA」について学ぶ、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの公式研修です。

 

今年10月の紹介研修(短時間版、オンライン開催)に続く開催となる今回の1日研修には、子ども・子ども支援者や保育士、防災士など、学内外から計14名が参加しました。​

講師は、東北医科薬科大学 医学部 精神科学教室、みやぎ心のケアセンター センター長の福地 成先生が、今回も務めてくださいました。

 

講義の様子

講師の福地成先生

専門家でなくても誰でもできるPFAの行動原則から学び、支援する際に注意すべきことや禁忌とされること、そして、被災者を適切な情報や公共サービス、社会的支援につなぐことの重要性について、理解を深めました。

 

そのうえで、子どもは、緊急下で大人とは異なる反応を示すこと、年齢によって必要な支援が異なることなどを、グループワークやロールプレイを通して身体的に考え、実践的に学びました。

 

グループワーク発表の様子

アイスブレイクの様子
(ボールを受け取った人が自己紹介と好きなおでんの具を発表)

研修の冒頭、受講者同士のコミュニケーションを促すためアイスブレイクを行ったり、子どもの年齢別に設定したグループごとにロールプレイで子どもが示す反応を想像したり、独自のシナリオを作成しての演習では迫真の演技を披露したりと、すべての受講者皆さんが意欲的に参加し、研修全体に貢献されていました。

ロールプレイの様子
(2人が子どもと周囲の大人を演じ、1人がその様子を観察)
演習での迫真の演技

この研修を通して、日ごろから、災害や大事故などの緊急事態に備えて物資や避難方法を考えておくことの重要性とともに、緊急下の心のケアや、その後に専門的支援につなぐ方法についても知り、備えておくことの必要性を理解することができました。

 

受講者の皆さま、講師の福地先生、協力機関の公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、関係各位に、心より御礼申し上げます。

青森中央短期大学では今年度、「災害」「防災」を通年テーマに据え、公開講座、子どものためのPFA研修を開催して、実践的に考える機会を設定、実施してまいりました。次年度も引き続き、同テーマの企画を実施する予定です。

 


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