検索

投稿日:2024.02.28

「さかな料理講座」を開催しました(2/28)

青森県「若者世代に向けたあおもりの魚食普及事業」の一環として、2024年2月28日、「さかな料理講座」を開催しました。

今回のさかなは、主産地が北海道・東北と日本の北寄りで獲れることからその名が付いた「北寄貝(ホッキガイ)」です。

本日、食物栄養学科の学生に魚料理を教えてくれる漁師さんは、百石町漁協所属で漁業歴50年のベテラン・北向清吉さんと、市川漁協所属で指導漁業士の資格を持つ木田茂則さんです。

ホッキガイは寿命が30年以上の長寿貝であることから「姥貝(ウバガイ)」と呼ばれ、青森県内では三沢市、おいらせ町、八戸市で漁獲されています。養殖はしておらず全て天然物で、漁の解禁は12月から3月までとなります。

はじめに、カキナイフを使ったホッキガイのさばき方を教わりました。ホッキガイは貝柱がふたつ左右についていることから、2ヵ所をナイフで切り離し、貝を開きます。貝の身を殻から外したら、よく洗い砂を落とします。この時、真水で洗うと味が落ちるため、3%の塩水で洗うようにします。身は2枚におろして内臓をとれば完了です。

さばいたホッキガイで、お刺身、塩焼き、しゃぶしゃぶを作りました。シンプルなお刺身も美味しいですが、刻んだネギと唐辛子、醤油でいただくお刺身もご飯によく合う一品となります。また、だしにさっとくぐらせるしゃぶしゃぶは、お刺身の苦手な方でも美味しく食べられると好評です。

三沢市内では、三沢産ホッキガイを使ったご当地グルメ「三沢ほっき丼」で町おこしを展開しています。そのレシピは、お刺身だけでなく、炒めたり揚げたりと、お店によっていろいろなアレンジがあるそうです。今回の「さかな料理講座」でも、ホッキガイの様々な調理を体験することができました。

漁師の北向さんと木田さんはじめ、青森県水産振興課の皆さん、貴重な学びをありがとうございました。


Instagram

ページ上部に戻る