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投稿日:2023.11.07

福祉セミナー(おしごとゼミ)を開催しました(11/3)

今年度2回目の福祉セミナー「高齢者の生活をサポートするおしごと ~『その人らしく生きる』を支えるロボットと技術~」を、2023年11月3日、青森中央短期大学7号館で開催しました。

今回のセミナーは、福祉介護の現場で実際に利用されている機器やロボットの体験を通じて、高齢者や、日常生活のサポートが必要な方、その家族や介護者の生活を、専門的な知識や技能をもって支える「介護福祉士」のおしごとの大切さや魅力を知ってもらうことを目的として開催したものです。

生活場面ごとに設定した5つのブースに展示された機器やロボットを、サーキット形式で巡って体験しました。

話すブース

人間の音声を認識し、なでたり触れたりすることで反応するコミュニケーションロボット「Chapit(チャピット)」や、アザラシ型のメンタルコミットロボット「PARO(パロ)」をはじめ、犬、猫、赤ちゃんの形をしたロボットと触れ合って、セラピー効果を体験しました。

動かすブース

介護支援用ロボットスーツ「HAL(ハル)」や、マッスルスーツ「Exo-Power(エクソパワー)」「Soft-Power(ソフトパワー)」を装着して、高齢者を抱きかかえて移動させるなど、中腰で行う重労働をアシストする機器を体験しました。

眠るブース

ベッドに敷くだけで、寝ている人の心拍や呼吸、睡眠などの状態を離れた場所から見て管理できる、見守り介護ロボット「aams(アアムス)」を体験しました。これらICT機器を活用することで、介護施設スタッフの業務負担の軽減や、ケアの質の向上を図ることができます。

歩くブース

おもりや眼鏡を装着して、杖を使って歩くことで、高齢者の身体の不自由さを疑似体験しました。また、車いすを押したり乗ったりして、足腰の不自由な方の移動をサポートする体験をしました。電動車いすは特に人気で、その操作性と便利さに驚きました。

お風呂ブース

介護施設スタッフの腰痛を予防し、安全に入浴補助を行うことができる「特殊機械浴槽」と、電動昇降式の「床走行型リフト」を体験しました。お風呂に入ることは、皮膚を清潔に保ち、代謝を促進することのほか、リラックスして気分転換ができ、心身ともに良い効果があります。生活する上でとても重要な行為のひとつです。

最後はみんなで集合写真を撮りました。

まだまだ体験し足りない子どもたちは、もう一度体験したいブースに行って追加で体験していました。

「おしごとゼミ」の参加記念証を受け取り、スタンプを押してもらって終了です。帰りには、お菓子や風船などをもらって、とてもうれしそうな様子でした。

今回のセミナーは、小中学生向けのなり手創出事業の一環としてスタートしたイベント「おしごとゼミ」として開催し、小学生20名、就学前の小さなお子さん1名と、保護者22名が参加しました。介護福祉士を目指して本学で学んでいる、専攻科福祉専攻の学生たちのサポートのもと、楽しみながら、介護機器・ロボットを体験することができました。

令和5年度青森県福祉・介護人材確保対策事業「福祉・介護人材参入促進事業」

将来の担い手たる若者に福祉・介護の仕事の大切さと魅力を伝え、安定的な人材確保と参入促進を図る事業。


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