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青森県「若者世代に向けたあおもりの魚食普及事業」の一環で、2023年12月17日、さかな料理講座を本学で開催しました。
講師は、八戸市南浜漁業協同組合所属の漁業者、石井駿吾先生です。
氷点下の気温で本格的な冬を迎えたこの日、吹雪の中を八戸から青森にお越しくださいました。
今回のおさかなは、旬のサケです。
1尾3㎏ほどもある立派なサケを、ぜいたくに1人1尾ずつさばきました。
まず、メスとオスの特徴と見分け方を教わりました。
口先の丸みを帯びた上がメス、とがっている下がオスです。ヒレや尾の形などにもそれぞれ特徴があります。メスの腹にイクラが入っているこの時期は、オスの約3倍で取り引きされるそうです。
次に、さばき方のレクチャーです。
通常の「三枚おろし」ではなく「大名おろし」を教わりました。
三枚おろしは背と腹の両方から包丁を入れますが、大名おろしでは、片側1回の包丁で中骨から身を切り離します。骨に身が多く残る、ぜいたくなおろし方という意味で、この名となったと言われています。サケは身が柔らかいので、大名おろしが合うそうです。
身をおろした後、今度は腹から取り出したイクラの処理です。
塩を溶かしたぬるま湯で丁寧に洗い、焼き網に押し付けてほぐしました。
続いて、おろした身とイクラを使って調理をしました。
石井さんが教えてくれた今回の漁師メシは、イクラ丼、ちゃんちゃん焼き、あら汁です。
豪華な定食が出来上がり、皆、大喜びで旬の味を堪能しました。
今回も、青森が豊かな漁場であることを知り、新鮮なあおもりのさかなを堪能することができました。
石井さん、青森県水産振興課の皆さん、貴重な学びをありがとうございました。