特長:専攻科福祉専攻

特長:専攻科福祉専攻

教育目標

専攻科福祉専攻では、短期大学全体のディプロマ・ポリシーを念頭に、保育士養成課程で培われた専門性に加え、社会生活を営む上で何らかの支援を必要とする人々に対し献身的な姿勢を持ち、介護福祉士に求められる介護の専門知識や技術を習得することにより、身体的支援のみならず、心理的・社会的支援をも行えると共に、施設・在宅にかかわらず地域の中で本人が望む真の生活を支援できる能力を有した「対人支援のプロフェッショナル」の養成を目標とします。
これらの教育目標を達成するために、以下の「ディプロマ・ポリシー(学修成果)」「カリキュラム・ポリシー」に説明される諸規定を遵守しつつ、「対人支援のプロフェッショナル」の養成を目指します。

ディプロマ・ポリシー【学修成果】(修了認定の方針)

公正かつ厳正な成績評価を行い、専攻科に1年以上在学し、53単位以上を修得した者は育てる人物像を満たした者として、介護福祉士養成課程修了証明書を授与します。
[汎用的能力]
① 社会の一員として、社会の利益や発展のために、自己の良心に従って主体的に取り組む姿勢を示すことができる(態度・志向)
② 多文化・異文化、歴史、社会、自然などに関する知識を深め、自己の人間性の向上に役立てることができる(知識・理解)
③ 問題解決力、対人関係能力、情報活用能力などを、社会生活に役立てることができる(技能・伝達)
④ 社会全体の幸せを実現するために、他者とともに課題解決に向けて創造的に行動することができる(行動・創造)
[専門的能力]
① 介護福祉士並びに保育士を併せ持つ対人支援の専門職として、常に向上心を持ち、生涯にわたり自己研鑽に取り組むことができる。(汎用的能力)
② 介護福祉士並びに保育士としての専門的知識に加え、職業倫理と人権擁護の意識を持ち、関連領域の基本事項を理解し、多職種協働によるチームケアの重要性を理解している。(専門的能力)
③ 自らの価値観にとらわれることなく、利用者本人やその家族、同僚らとの円滑なコミュニケーションや的確な記録・記述ができる。(汎用的能力)
④ 介護・福祉ニーズの複雑化・多様化・高度化に対し、修得した知識や技能を創造的に活用し、行動することができる。(専門的能力)

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

専攻科福祉専攻では、汎用的能力並びに専門的能力を修得するため、以下に掲げる基本方針に基づいたカリキュラムを編成・実施・評価します。
【編成】
[基本方針]
専攻科福祉専攻では、介護福祉士養成課程の教育内容に定められる「求められる介護福祉士像」に基づいた教育プログラムをコアカリキュラムとした上で、更に本学専攻科福祉専攻の特色を生かし、保育士養成課程2年間の学びを活かした教育プログラムを提供することで、保育士の専門性と介護福祉士の専門性を融合した対人支援専門職の養成を行います。また学外実習においては、外部の高齢者施設や障害者支援施設等と連携することで、現場の実情に即した実践的な実習を可能としています。さらに介護福祉士国家試験合格を目指し、学習意欲を高めるべく、計3回の国家試験模擬試験や受験対策講座を設定しています。
【実施】
[基本方針]
専攻科福祉専攻の教員は、短期大学全体のカリキュラム・ポリシーを念頭に、専門分野における研究活動を推進するとともに、教育スキルの研鑽に努めます。そして、教育の実施に対する基本方針を次のように定めます。
①学生のお手本となるように教育愛をもって学生と向き合い指導します。
②最新の知識・技能をおこなうために、教員としての研究努力を怠らず、充実した講義を行います。 
③学生を自由な主体として扱い、真の人間形成の支援ができる教育を実施します。
[実施上の工夫]
専攻科福祉専攻では、社会生活を営む上で何らかの支援を必要とする人々に対し、身体的支援のみならず、心理的・社会的支援をも行えると共に、施設・在宅にかかわらず地域の中で本人が望む生活を支援できる能力の獲得を目指し、以下のような特色ある工夫をおこないます。
① シラバスの作成
科目毎に担当教員がシラバスを作成し、当該科目の到達目標や進度についてあらかじめ学生が準備できるようにします。また、講義はシラバスに沿って運営され、評価はシラバスの記載に沿って出されます。シラバスは教員と学生との間の契約として、適切に履行できるように配慮します。
② 特色ある授業・その1
幼児保育学科各教員がゲストティーチャーとして専攻科の講義を担当します。各教員がそれぞれの専門性を活かした講義を実施することで、保育士養成課程での学びと介護福祉士養成課程での学びにつながりがあることを確認できる機会を創出します。
③ 特色ある授業・その2
外部の高齢者施設職員(主に本学卒業生)がゲストティーチャーとして専攻科の講義を担当します。現役の介護福祉士による、実際の現場経験や専門性が活かされたより深い学びの機会を創出します。
④ アクティブラーニング
学生の深く主体的な学びがおこなえるように、すべての科目においてアクティブラーニングを実施します。学生が講義中に受け身の姿勢で教員の話を聞き続けるだけにならないよう、科目の特徴を生かしたやり方で様々な形態のアクティブラーニングの手法を工夫します。
⑤ 学外実習と実習指導
学生の実習に対する主体性を最大限尊重し、充実した介護実習がおこなえるようきめ細やかな指導を行います。実習施設の種別においては、特別養護老人ホーム、デイサービスセンターやグループホームといった高齢者施設のみならず、障害者支援施設等における実習も可能としています。
⑥ 介護福祉士国家試験対策
介護福祉士国家試験合格を確実なものにするため、後期開講科目は原則として年内に終了し、年明けより国家試験受験対策講座を実施します。それまでの講義内での学びを再確認すると共に、各教員がそれぞれの専門分野において出題された過去(予想)問題を詳しく解説します。
⑦ キャリア支援
学生の学びが将来の就職へとつながるように、キャリア支援センターやクラスアドバイザーを中心にきめ細かな進路指導をおこないます。保育と介護のどちらの分野への就職、またそれ以外の分野への就職や進学等に関しても、幼児保育学科と連携しながら進路指導を進めていきます。
⑧ サークル活動の充実
幼児保育学科と共通して、「サークル・ボランティア実践演習」の時間を設定しています。この時間は、学生の日頃の学びを発展的に応用させる機会としての意味だけでなく、自分の良い点や関心に気づくために体験の幅を広げると言う意味もあります。
【評価】
成績評価は、「S,A+,A,B+,B,C+,C,D」8段階の「グレード・ポイント・アベレージ制度」(GPA制度)を導入し、客観的な評価基準を適用します。
多様な観点を成績評価に取り入れ、定期試験や介護実習における知識や技能の習得だけでなく、日常的な学びに対する姿勢も評価します。
【学修成果の自己評価・把握】
学生はセメスターごとのGPAチャートを受け取り、学習分野毎の習熟度や全体における自身の相対的な位置を確認します。この振り返りによって、学生の学びはPDCAサイクルにのり、卒業までに随時、自分の学習状況のチェックを適切に進め、学習計画を構想する機会を得ることになります。また、介護福祉士国家試験の合格を目指すにあたり、専攻科福祉専攻では、前期定期試験期間に介護福祉士国家試験模擬試験(過去問題)を実施し、また後期に全国の介護福祉士養成校で一斉に実施される学力評価試験、さらに年度末に国家試験対策講座並びに業者模擬試験等を実施します。それらの模擬試験結果を客観的な指標とすることで、学生は介護福祉士国家試験合格に向けた自身の学修成果の確認が可能となります。

アドミッション・ポリシー(入学生受入れの方針)

専攻科福祉専攻では、短期大学全体のアドミッション・ポリシーを念頭に、本専攻にふさわしい入学者像を以下のように設定します。また入学者選抜では、教育目標に掲げる「対人支援のプロフェッショナル」を目指して、入学志望者ごとに今後どれくらい努力できるかという意欲を多面的・総合的に評価します。
① 介護福祉士並びに保育士を併せ持つ「対人支援のプロフェッショナル」を目指し、常に向上心を持ち、生涯にわたり自己研鑽に取り組む意志のある人
② 福祉や介護に関する諸制度や現状について学び、地域や社会のニーズ・課題の解決に挑戦できる人
③ 自らの価値観を持ちつつ、他者の考えや心情を理解することに努め、積極的にコミュニケーションを取ろうとする人